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共有持分

2023.06.23

埼玉県草加市 親族間で共有持分物件のトラブル発生。第三者に売却できる?

埼玉県草加市のC様から共有持分のある物件トラブルについてご相談いただきました。名義変更して共有持分を相続した親族から共有持分放棄の相談をされていること、共有持分権者の一人が権利者不明状態であることなど、専門家でないと道筋を描くのが難しい状況でした。
今回はご相談から当社が物件を買い取るまでの流れをご紹介します。複数の共有持分権者がいる物件を放置していると後々トラブルに発展することが多いため、今回のようなケースを避けるためにもできるだけ早く状態を解消するのがおすすめです。

ご相談内容

共有持分を放棄したい長兄の嫁。次兄は音信不通の状態…

お母様が20年前に亡くなられた際に長男A様、次男B様、三女C様の三人兄弟で相続した実家。今回はその三女であるC様からご相談いただきました。

相続後3名は地方や海外在住だったそうです。特にここ10年は実家に戻ることなく空き家状態でメンテナンスは5年に1度程度C様が足を運んで行い、兄弟も顔を合わせることがありませんでした。昨年長男A様が亡くなった際に、数年前にA様が再婚していたことが判明。A様の葬儀の際に初めてD様(A様の現妻)と顔を合わせたものの特に交流はなかったそうですが、今年に入って、長男A様の死亡時に共有持分の名義変更を行い相続していたD様から、共有持分の放棄をしたいという連絡が入りました。

「空き家の固定資産税を支払いたくない。使わない物件の共有持分を持っていたくない」という言い分でした。D様の意見に理解を示しつつも、次男B様の所在がわからず連絡が取れない事情があったため共有持分はそのままになっている状況でした。D様にその事情を話しB様の現状がわかるまで待ってくれと話したものの、D様は「今すぐ手放したい、もし共有持分放棄の登記に協力してくれないなら登記引取請求訴訟を起こす」と言われ、C様は困惑している様子でした。

ご提案および対応

法律上、すべき対応と現状を整理

まず、D様から依頼されている共有持分放棄の登記への協力は、基本的に拒否することができません。仮に登記引取請求訴訟になった場合も共有持分放棄自体は正当な権利であり、裁判になると手間や費用が増えるので登記への協力は承諾した方がいいとご説明しました。
また、所在不明となっている次男B様の共有持分に関しても、このまま放置しておくことは得策ではないため、法的に2つの解決手段があることを説明しました。
一つは所在等不明共有者持分取得制度で、裁判所に供託金を納めることで裁判所が所在不明者の持分を共有者に取得させることができるという制度。わかりやすく言うと、裁判所にお金を納めれば所在不明者の共有持分を自分のものにすることができると言うものです。
二つ目は所在等不明共有者持分譲渡制度で、裁判所が共有者に所在不明者の持分を譲渡する権限を付与したあと、権利を引き受けた共有者が第三者に売却可能になるという制度。こちらもわかりやすく言うと、第三者に共有持分を売却する前提で所在不明者の共有持分を自分のものにすることができるというものです。ただし、こちらを適用するには共有持分相続後10年以上経過している必要があります。

第三者である当社への物件売却を提案

このうち当社からは、所在等不明共有者持分譲渡制度を利用して物件を第三者である当社に売却することを提案しました。理由としては、相続してから20年経っており、所在等不明共有者持分譲渡制度を利用できる相続後10年以上という条件を満たしていること。また、現在実家は空き家になっており今後も利用する予定がないこと。さらに空き家対策特別措置法によって、今後固定資産税の優遇措置がなくなることが予想されること。以上のことから所在等不明共有者持分譲渡制度を利用し当社に実家を売却する方向でご納得いただきました。

物件の状況を速やかに現地確認

ご相談の中で速やかに現地に向かい物件を実際に確認しました。現在はまだなんとか持ち堪えているものの、今後10年したら廃屋になることが予想できたため、今のうちならまだある程度の金額で買い取れること、このまま放置しているとさらに手をつけられなくなることなどを改めて説明しました。

お客様の声

Dさんから裁判にすると言われてパニックになってしまい、弁護士事務所等にも相談しましたがあまり納得できる回答を得られず、以前別件でお取引のあったこちらに相談しました。法的なことだけでなく、物件をどうしたいか、今後どのようなリスクが生じるかもわかりやすく教えていただきました。結果としてDさんの共有持分破棄の登記は粛々と進め、手続き後所在等不明共有者持分譲渡制度を利用し、物件を売却することができました。長年悩みの種でありつつもそのままにしていた物件がこんなにスムーズに処分できたことに感謝です。

担当者のコメント

今回は結果として共有持分を相続してから20年が経っていたため、物件の処分が可能という状況だったのが幸いしました。客観的に見た今の状況をできるだけシンプルに説明することを心がけ、無事ご相談者様も納得していただけて良かったです。無事当社に売却が完了した後の晴れやかな顔は忘れられません。今後の憂いがなくなっただけでなく、売却金という収入も得ることができたとお喜びいただきました。

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