
底地
2024.11.01
埼玉県川口市 親から相続した底地の扱いに困っています
埼玉県川口市在住の60代男性A様から、底地の買取相談を受けました。A様は、親から相続した川口市内の底地を所有していましたが、固定資産税が発生し、売却も難しい状況に悩んでいました。底地は借地権が設定されているため、所有者が土地を活用することができず、売却にも借地人の承諾が必要となるなど、複雑な権利関係が絡むことが多く、一般の不動産会社では敬遠される傾向にあります。A様も複数の不動産会社に相談するも断られ、途方に暮れていました。
ご相談内容
相続した底地の扱いに困っている
数年前に親から相続した土地があるのですが、活用もできず固定資産税の支払いに困っています。この土地は約400平方メートルで、築40年の木造アパートが建っています。借地権が設定されているため、売却も難しいと聞いています。相続した当初は、アパートを取り壊して新しい建物を建てようとも思いましたが、借地人の高齢夫婦が長年住み続けており、立ち退きをお願いするのも気が引けるとのことです。
A様は複数の不動産会社に相談しましたが、底地は扱いが難しいと断られてしまい、途方に暮れています。どうすれば良いのか分からず、困り果てていたところ当社にご連絡をいただきました。
ご提案および対応
底地の買取と借地権の解消
A様の底地は、借地権が設定されているため、売却には借地人の承諾を得る必要があります。そこで、まずは借地人との交渉から始めることを提案しました。借地人との交渉は、A様にとって負担が大きいため、当社が代理で行うことを伝え、意向を尊重しながら交渉を進めることになりました
借地人との交渉と合意形成
借地人である高齢夫婦との交渉は、特に慎重に進める必要がありました。まずは、A様から借地人の方々について詳しくお話を伺い、良好な関係を築いていることを確認しました。その上で、借地人の方々に底地の売却を検討していることを伝え、現状におけるA様の悩みや不安を丁寧に説明しました。
また、借地権の解消については、立ち退きを強制するのではなく、高齢夫婦の生活を保障できるような提案を検討しました。具体的には、転居先探しや引っ越し費用の負担、賃貸住宅の家賃補助などを提案しました。
底地の評価と買取価格の提示
借地人との合意に至った後、底地の評価を行いました。底地は、更地としての価値に加え、借地権が設定されていることによる減価、老朽化したアパートの解体費用などを考慮して評価額を算出しました。また、周辺の土地取引事例や公示地価なども参考に、適正な価格を算定しました。評価額に基づき、A様に買取価格を提示しました。A様には、評価額の算出根拠や市場の動向などを説明し、納得して頂けるよう努めました。
お客様の声
最初は、底地を売却できるのか不安でした。借地人の方々に立ち退きをお願いするのも気が引けて、どうすれば良いのか分からずにいましたが、担当者の方が親身に話を聞いてくれ、借地人との交渉も丁寧に進めてくれました。高齢の借地人の方々にも、安心して転居してもらえるよう配慮してくれたことに感謝しています。おかげで、底地を売却することができ、長年の悩みが解消されました。本当に感謝しています
担当者のコメント
A様は、相続した底地の扱いに困り果て、不安を抱えていました。底地は、権利関係が複雑で、売却が難しい物件です。借地人との交渉では、A様の意向を尊重しつつ、高齢夫婦の生活にも配慮しながら合意形成を目指しました。結果的にAさんに満足していただいたことで買取となりました。